小坂鉄道の最近のブログ記事
昨年8月29日の小坂駅。
駅構内の機関庫ではDD13が整備を受けてました。
まさかこの時点で小坂が運転を終了するなどとは思ってもみなかったのですが・・・・
小坂の列車運行が終了するらしい。
第一報を聞いたのは遠く山口へ厚狭派出の6両を撮りに行くツアーの最中だった。
電話の向こうで語る秋田訛の言葉が悲痛だったのを良く覚えている。
硫酸輸送を終了するそうだよ。
もう限界なんだって。
にわかには信じられない言葉が頭の中を駆け抜けていった。
軽便規格から貨車の直通輸送を図って軌間の変更までした小坂鉄道。
遠い昔の軽便時代に活躍していた貨車がダルマになってました。
歴史ある鉄道ですが時代の変化は無情だったわけですね。
ひまわり咲く構内。
今年も暑い夏が来た。
だが、次の夏はここに機関車の咆哮は無い。
この一枚を撮った時点でそんな事は露知らずだった。
ただ、その予兆はあちこちにあった。
定期輸送の列車が容赦なく切られるケースが多々あった。
硫酸輸送量が目に見えて落ちている。
そんな話が飛び交っていた。
そして、経済新聞の紙面に躍る文字。
硫酸の精製を終了するらしい。
その全てがヒントだった。
大館構内で午後の列車を待つDD13。
昼間の列車はこの日も切られてしまった。
沿線で列車を待つ人が何人も居たのだが・・・・・
小坂鉄道の今後。
運行終了時には、運ぶものさえあれば運行を再開すると言う社長の言葉があった。
つまり、現状では運ぶものが無いと暗に認めているのだろう。
またいつか、3重連で峠に挑む姿を撮りたい。
そう願っています。
かつて、この鉄道はナローゲージの軽便線だったそうだ。
国鉄との貨物授受を簡易化するべく改軌が行われ、貨車が直接乗り入れてくるようになったのは、実はそれほど古い時代じゃないのだと言う。
この路線に旅客列車が走っていた時代もあるのだと言う。
私はその時代を知らないのだが・・・・
ヨンサントウの大粛清。国鉄民営化前の大縮小。2つの大波が国内の鉄道貨物事情を一変させたのは論を待たないと思う。
そして、近年の生産性向上と効率化の波。
また、原油価格高騰や生産現場の海外移転。
様々な要因が貨物輸送の現場を変えてしまっている。
鉄道とは手段であり、目的の為に形を変えるのは至極当然の事だ。
目的を失い役目を全うしたのだから、もはやこれまでと廃止もやむを得ないだろう。
今まで長らく働いてくれた人々と、そして、鉄道の為に。
心からの感謝と、そして、鎮魂歌を。
どうもありがとう。
さようなら。
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